適応障害の治療の3原則
「マジメすぎて、苦しい人たち」という本を読みました。
適応障害は数ある精神疾患の中でも軽症で、
珍しく完治する病態とのことです。
適応障害の治療の原則は以下の3つです
- ストレッサーの軽減
- 個人的脆弱性の克服と耐性の強化
- ストレス反応の制御
「ストレッサーの軽減」とは
「ストレッサーの軽減」とは
ストレスの原因となっている環境を変え、
ストレス要因を軽減するというアプローチです。
職場が原因であれば、
異動など職場環境を変えることが
対処方法の一つです。
「個人的脆弱性の克服と耐性の強化」とは
「個人的脆弱性の克服と耐性の強化」とは
何だか難しい言葉ですが、
簡単に言えば、
ストレスを感じた時に、
自分の認知・考え方、行動の癖を知って、
自分でストレスをコントロールできるように
強化をするアプローチです。
具体的にはカウンセラーとの会話で
自分の考えの癖を
指摘してもらうことなどがあります。
「ストレス反応の制御」とは
「ストレス反応の制御」とは
ストレスが原因になって生じている
症状を取り除くアプローチです。
寝られないのであれば、睡眠薬を用い、
不安感があるのであれば安定剤を用いるなどの
対処療法です。
実は、お医者さんが
メンタル不調の患者さんに
手助けできるアプローチは限られています。
薬の処方は、
医師が手助けできるアプローチの一つです。
カウンセラーと定期的に会話をして
フィードバックをもらうことで
自分の考え方の癖などに気づくこともできます。
別の記事( 心療内科:初カウンセリング )でも書いたのですが
「『自分よりも彼の方がリーダーにふさわしいかも』と思うようになった」と発言したら、
カウンセラーから指摘が入りました。
「そのように。
自分を責めるような思考は良くないです。
物事の捉え方を変えましょう。
あなたの部下たちが良い環境で働き、
今輝いていけるのは、
リーダーであるあなたの、
陰ながらのサポートがあるからこそではないですか?」
と言われました。
その通りです。
ネガティブになっていた
物事の捉え方を変える
きっかけになりました。
起きている事象は1つ。
でも、捉え方はいくらでもバリエーションを持てます。
ネガディブからポジティブまで
自分次第で、どうとでも取れます。
まさに気持ち一つです。
自分の気持ち一つで、
やる気に満ち溢れ、
充実な毎日を過ごすこともできれば、
気持ち一つで
心を患い、仕事に行けなくなったりもします。
適応障害で休職1週間目:治療状況
投薬治療はしていない
私は適応障害で休職中なのですが、
投薬治療はしていません。
一番きつく、呼吸も苦しく、
常に不安。ソワソワ感があったときは
睡眠薬と安定剤が2週間処方されました。
「薬がクセになるのが嫌だった」が本音ですが、
1週間処方薬を試してみたのですが、
薬に頼らずとも生活のリズムを整えることで
改善できると判断しました。
なので、薬は止めました。
通院時に医師にも伝え、
「毎日ではなく、苦しい時に用いればいいのですよ」とのことでした。
今では、
お守りがわりに持っています。
処方された睡眠薬と安定剤については別記事で語っています。
休職して、職場(ストレッサー)から離れてみて...
職場がストレッサーでした。
適応障害の治療法である
「ストレッサーの軽減」は
今まさに行なっている「休職」です。
今まで休みなくずっと働いていたので、
久しぶりの休息です。
まだ休職してから日が浅いのですが、
食欲も回復し、
理由もなくソワソワ不安感を抱いていたのですが、
だいぶ軽減してきています。
休職からの復職について:同じ職場に復帰できる自信はない
ただ厄介なのは、
職場に復帰ができるかがどうかです。
かつては大手の会社で働いていたので、
わかるのですが、
大きな会社であれば、
部署が変われば、会社が変わったと思うくらい、
文化も環境も異なります。
ただ、現在の会社は、
業界では生馬の目を射抜くほどのペースで急成長しているベンチャーです。
まだ立ち上げたばかりであるため、
部署自体が少ないです。
環境要因を変えようとしても、
限度があるし、
したとしても代わり映えがしない可能性が大です。
環境を変える=退職かも知れない
適応障害の治療の3原則を眺めると、
「環境を変える」というキーワードに
引っかかっている自分がいます。
心の声を正直に言えば、
休職の先には、退職と考えています。
まだ休職期間が終了するまでは時間はあるので、
ゆっくり結論を出してみようと思います。
後日談:
結果復職せずに「退職」をしました。
会社や同僚は残念がっていましたが、
今でも連絡を取り合う仲です。
あなたの感情のコントロール大丈夫ですか?
アンガーマネジメントできていますか?
・思い通りに行かなくてイライラする
・些細な言葉に傷ついてしまう
・こんなことを言ったら相手はどう思うだろう?と考えてモヤモヤ
・インスタでキラキラしているゴルフ女子を見ると嫉妬してしまう
・見なければいいのにヤフコメを見てどんよりとした気持ちになる
このように私たちの生活は
心が掻き乱されることに囲まれています。
生まれつきの性格
だからではありません。
ブレない心、鋼のメンタルを手に入れることができたら
どんなに幸せでしょう、、、
感情は学ぶことでコントロールできるようになります。
イライラなど負の感情をコントロールして
穏やかな毎日を過ごしたくありませんか?
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