( 休職後初の心療内科医師診察 ) のつづきになる
定期の心療内科通院日だが、カウンセリングが先と思っていたので、医師の診察が先だったのは不意打ちだった。カウンセリングの予約時間までまだ余裕がある。
今では心療内科内の様子を見られるほど余裕がある
今回はクリニックの様子も見られるほど今回は心が落ち着いている。初めて心療内科に来たときはそんな余裕もなかった、呼吸も苦しく、視界も狭く、視力も疲れで低下していた。一番苦しかったのが常に襲うソワソワした不安感だ。拭おうとするも拭えない。時計を見ると予約時間数分過ぎ。「きっと、前の方と話が伸びているのだろう」
しばし待つ15分後。さすがに心配になって受付に確認。「前の人が押しているのでしょうね。終わり次第お呼びします」とのこと。なるほど「じゃ大丈夫だな」と思った。
判断力が落ちていることを自覚。だから色々敏感
なぜ心配したか私の今回の思考パターンをご紹介しよう。
一番気になったのが、カウンセリングの予約が今回ちゃんと通っているか、忘れられていないかだった。なぜなら診察券のカードに次の通院の予約時間が書かれている。今回は定期的に予約したもので前回の定期診察から1週間後の日付でボールペンで手書きされている。その間に診断書を貰うために突発で予約したので予約日付が逆転している。こんな具合に
10/4 10:00(カ)
10/11 16:30(カ)
10/5 16:15
(カ)はカウンセリングありというマークだ。
10/5のものと間違われてないかなというのが心配になった。日常生活の注意力が落ちているのは先日の予約の日にちを間違ったことで自覚している。なので時間に関しては結構敏感になっている。
結局予定から20分遅れぐらいで、担当のカウンセラーが「こんにちは〜」と登場しカウンセリングが始まった。
休職を報告。今回はカウンセラーの方がよく喋る
前回休職を考えているとの相談だったのだが、今回は休職しましたの報告からスタートした。
先ほど医師に告げたことの繰り返しになるのだが、私の体調のことからはじめた。いつもはカウンセラーは聞き役なのだが、今回は言葉数が多かった。
- しっかり休めているか、仕事のことは考えていないか
- 休みの過ごし方
- リフレッシュしてますか?
優秀な部下のおかげで仕事のことは考えないで休める
私の右腕のメンバーに不在時の引き継ぎの話をしてた最中に私の言葉を遮り
「もうやめてください、今は自分のことだけ心配してください」と言ってくれたので
部下の言葉に救われた。
全く仕事のことは考えないで良くなっている。外資あるあるかもしれないが、個人のスマホにメール、チャット、電話の設定がされている。別にみないでもいいのだが24時間確認してしようと思ったらできてしまう。携帯電話が貸与されているような日本の大企業からは想像つかない環境であろう。それら全て通知もOFF。顧客から電話が来ないように私の休職のアナウンスもしてある。
文字もだいぶ読めるほど回復。読書もなんとかできる
休みの過ごし方についても、散歩やサイクリング、映画を観に行ったりできるほど回復している旨を伝えた。
読書も最近はできるようになった。一見これらは「休職とかこつけて遊んでいるじゃん、ただの甘えではないか」と思うだろうが。これらをする気力を今まで失っていた。映画はまず音に敏感になってるし内容によっては気が狂いそうだった。思わず映画館を途中で抜けたくらいだ。読書に関してはまず字が読めなくなっていた。読む気力を失っているので全然頭に入って来ない。趣味のギターも触れるくらいに回復している。爪弾くだけでも、単純に楽しい今はそう思える。
それらを告げるとカウンセラーも大喜びしていた。
時間厳守への不安「それだけ時間に追われていたのですね」
日付を間違うなど日常生活で注意力が低下しているのと、時間に対して余裕があるのに遅れるのではとか間に合うかと敏感になっていることも伝えたら、「それだけ日々時間に追われていたのですね」とのこと。そっか、そういう見方は思いつかなかった、確かに国内外問わずオンライン会議がメインなので、9時からの会議ならば、きっちり9時にログインし待機していなければいけなかった。対面のリアルな会議より時間厳守だし、ヴァーチャル会議をいいことにスケジュールは過密に設定されがちだった。会議でなくともチャンスがあれば同僚やらが質問をチャットやテレビ電話でしてくる状態だった。
休職の先。復職か退職か
休職の先のことも話ができた。
「やり切った感がある」退職を視野
「やり切った感がある」という旨は前にも話していたので、今回もカウンセラーと話しながら
あらためて今後の進退に関しては「確認」という感じだった。今までやり切った感があるからこ、次何しようか逆にワクワクしている。一番辛い時というのは視野狭窄に陥っているので、ふと顔をあげると広大に広がる可能性や選択肢に気がつかないものだ。
退職しても仕事仲間との良好な関係は続くと思う
カウンセリング時間もそろそろお開き。会社の迅速な対応やメンバーのありがたい言葉、たとえ復職できなくとも仕事仲間との関係性はずっと続くだろうというほど良好なこと。後先考えずに、これ以上は無理、悪化しないためにも、まだ頭の働いているうちに早めに行動し休職を決断したこと。今までがグローバル志向だったが、真逆の地域に根ざすという働き方や、今までと全然異なるフィールドも面白いだろうなと思っていることを共有した。
カウンセラーも「良い休職ですね!」と言ってくれた。
休職時の注意点
休職時の注意点としてはカウンセラーから大きく次のことを言われた
- 仕事のことは忘れる
- とにかくゆっくり休むこと、ただし昼夜逆転するほどはダメ
- 規則正しいスケジュールで過ごすこと(ただし朝7−8時は必ず散歩しないといけないなど、「〜ねばならない」と過度にはなってはいけない)
「良い休職」
いい言葉だなと思った。
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