「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」と言うが
経験しないとわからないものもある。
飯田史彦の「生きがいの創造」だったか忘れたが、スピリチュアルな世界では
この世に生を受けいずれ死んでいく、その間は魂の成長のためとされている。
では何が魂を成長させることのだろうか?
それが「経験」である。
そして、経験とは物質的なものであるからして、肉体を持たないとできない。
死んだらまた魂の世界に戻るのだが、人生で稼いだお金は持っていけない
財産も持っていけない、唯一持っていけるのは経験と言われている
様々なスピリチュアルの本を読んでみたが
どれも、先ほど述べた論調で語られているから面白い。私も大いに共感する。
先日映画を観に行ったのだが、本編が始まる前の映画のCMでディズニーがスピリチュアルの題材のアニメ「ソウルフル・ワールド」を近々公開するらしい。
魂を題材にしたものはどちらかというと東洋ではすんなり受け入れられると考えるが、西洋でこれを扱ったことに感心した。しかもディズニーが。
人生とは経験を積むためである
そう考えると今回頑張りすぎて適応障害になったことも、良い経験だと思えてきた
私の場合仕事が原因なのだが、なかなか体を患うほど頑張りすぎて働く経験もないだろう。そういえば少しは聞こえがいいが、自虐ネタになるのだが、ただ単に休み下手だったとも言える。休職が明けて社会復帰したら、否が応でも頑張りすぎないようにすると思う。
頑張りすぎない、適度に休む、ワークライフバランス
知識では知っていても、実際に体感しないと分からないことも多い
今回適応障害になったこともだ、鬱になったりメンタルを壊すこともあるということは知識では知っていたが、実際に自分が経験してみてやっと理解できることがたくさんある。では私は愚者なのであろうか?否、辿り着いてこそ、はじめて見える景色がある。
自分も経験したからこそ、同じ境遇で困っている人への同情、理解度は依然と比べ異次元レベルで異なる。表層のみの理解ではなく、深度の高いところでの理解が可能になった。魂のレベルアップだ。
ジェームズ・キャメロンのアリータを観てアニメ原作の木城ゆきとの「銃夢」にハマった。大人買い、一気読みだった。サイボーグのガリィという主人公がいるのだが、彼女が冷酷な戦士だった「陽子」の時とのコントラストが映えるシーンがある。
目が違う
兵士である陽子は冷徹な目をしている。だが一方ガリィはサイボーグだが心を持っている。恋人との死別、喜びや悲しみ、理不尽なことなどいろいろ経験したガリィは「お前の目は普通の人間の目つきだ、悲しみも喜びも知っている人の目をしている」と言われる。

出典:銃夢 Last Order New Edition 4
自分もこの経験を生かして、今までよリも
「良い目つきをしている」と言われたい。