適応障害者への接し方について以前投稿した。
元メンタル疾患の患者への接し方の中でもこれは最悪、偏見だというものを今回は取り上げる。
適応障害をはじめメンタル不調で回復して普通の生活をしている人に対して、ずっと病人扱いをする態度は失礼極まりない。
理由:医師の「病人じゃない」の診断がないと社会復帰できない
適応障害は原因となるストレスがはっきりしており、ストレスが解消されると半年以内に症状が治まることも多いとされている。
通院を経て医師の「もう大丈夫。気をつけてくださいね」とお墨付きの診断が出ないと復職できない。医師がもう「病人じゃない」と言っているのに病人扱いはおかしい。休職からの復職であれば傷病手当も打ち切られている。公の記録でも病人ではない状態の人に対して「病人」と決めつけるのは失礼。無礼な態度だ。
適応障害完治後も病人扱いされた例
私の場合都内から田舎に引っ込んで自分のビジネスを始めた。理由は前から会社員という一つの収入源に頼っているメンタル不調など健康を害したときに収入源はストップしてしまう恐れがあると危惧していていた。副業も解禁されている世の中で会社員をしながら副業もあり。私の会社も副業OKだったが、本業がとにかく忙しかったのでそれどころではなかった。
適応障害になった時には入社当初の目標「一部署立ち上げ」を達成していたのでこれを良いきっかけに、会社のマネージメント業からは身を引いて、以前失敗した起業に再チャレンジしようと人生の方向転換の良いチャンスにした。そして、固定費の低い田舎に引っ込んだ。都内でも数年は無収入でもビジネス立ち上げに集中できる蓄えがあるのだが、理解のある両親に恵まれ協力者になったため田舎でビジネス立ち上げに集中できる環境を得た。
ビジネスが軌道に乗って、コロナ禍も治れば、生まれが関東ということと、田舎と都会でいうと好奇心が旺盛な私は東京の方が肌に合うので、東京に戻るつもりだ。
あぁその態度勘違い、先入観
田舎に戻ったのはこのような背景があることを、必要に応じて近しい人に説明をしてみるも、なかなか理解されない思考停止な困ったちゃんもいる。
どのように思考停止かというと「メンタル壊し田舎に戻った=まだ調子が悪くて病療中」だとか「メンタル壊した東京から田舎に帰った=東京に負けた奴。負け犬」みたいな考え方が昭和な人もいる。こういう人に限ってたまにLINEなどで「元気?」とか聞いてくるで最後は「お大事に」とか言ってくるので「いやいやもう全然調子いいですよ」と説明するも「いや、そう言っているうちはまだ治ってない」と全然理解されない。
正直言って元適応障害患者からしてみれば迷惑極まりないし、失礼だ。1、2回はしょうがないと思い懇切丁寧に説明をしたのだが、なかなか思い込みが激しく理解を示さなかったので最終的にはLINEをブロックした。大人気対応に映るかもしれないが、自分の快適な環境を作るのは自分自身。たとえ元友達だろうが、余計なお節介、ずっと病人扱いをしてくる人はもはや友ではない。こっちはもうバリバリ働いているのに「どぉ?調子は?」のメッセージが来るたびに「またか...めんどくせー」とストレス源になる。
いつまでも病人扱いする人の対処方法:縁をきれ
10〜20代など若年層であれば、嫌な人とも関わって、どう対処するかのスキルをつけるためにも我慢して付き合うことを推奨するが、30代を超えてくるとバッサリ切って良い。理由は時間は有限なのでそういった人と関わる時間がもったいない。また、30年も生きれば自分に対し理解を示してくれる本当の友達と呼べる存在はそう多くないことに気づく。
友人ならバッサリ切れるが、職場の同僚であれば良い距離感を保って「これ以上近づくなよ」オーラを出せば良い。友人も自分のステージが変わると変わってくるもの。理解を示さない周囲の人をバッサリときってできた時間で、自分への理解を示す新しい人が生まれるかもしれない。人間関係も断捨離が必要だ。
一度風邪を引いたら顔を合わす度に「風邪良くなってね!」って一生言いますか?
今はすっかりメンタルも癒えて、元気よく復職して頑張っている元適応障害患者に対していつまでも病人扱いをするのは、一度風邪を引いて会社を休んだら人に対して会うたびに、ずっと「風邪早く治るといいね」と言っているようなもの。ちゃんちゃらおかしい。
「はぁ?何言っているんですか?」で、全然余計なお世話だ。
まとめ:休職からの復職者には普通に接するのが一番
適応障害は6ヶ月でさっぱり症状はなくなる。それなのにずっと休職した人に対して病人扱いされるのは不愉快極まりない。復職に際しても医師の「もうこの人は働いてOK」の診断がないと社会復帰はできない。
一度メンタルを病んだからといって永遠に「体調どぉ?」「無理しないでね」とずっと精神病患者扱いするのはただの偏見。風邪をひいた人にずっと「風邪が治るといいですね」と言っているようなもので全然見当違いの余計なお世話。
2021年のヒット曲ADOさんの「うっせぃわ」の歌詞の如く「あなたが思うより健康です」だ。
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