適応障害について

適応障害について理解度チェックリスト

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適応障害について疑問に思うであろう項目を挙げてみた。現在自身が適応障害についてどのくらい理解しているかチェックをしてみて欲しい。

適応障害は病気である

答えはYes。適応障害は米国の精神医学会で定義されている病気だ。

日本でも医師の診断書があれば会社を休職でき、傷病手当も申請できる立派な病気。かつては「心因反応」と言われていた。
適応障害は環境の変化にうまく適応できずに、本人にとって環境の変化にうまく適応できずにストレスが原因で会社、学校、家庭や、近隣など社会生活に支障がでる病気。環境の変化にうまく適応できなくても日常生活をなんとか送ることもできる人は多くいるが、本人が苦痛を感じ健康な生活ができない状況に陥るのならば病気の範疇に入る。このことから病気と健康の境目の状態とも言われている。

ポイントは「本人にとって」だと私は思う。他の人にとっては全然苦痛を感じないことであっても、本人にとっては耐え難い苦痛であることがあるので、周囲はこのことを理解することが必要だ。

原因になったストレスがなくなれば治る

答えはYes。ストレス源のことをストレッサーと言う。ストレッサーから離れ、ストレッサーをとり除ければ6ヶ月以内にほとんどが回復されると言われている。

私は仕事が原因で適応障害を患ったのだが、休職した直後からみるみる体力は回復していって、6ヶ月経過した頃には「そういえばオレ適応障害だったんだよな」とすっかり過去の出来事に思えるほど回復した。

重症化するとうつ病になりかねない

答えはYes。適応障害は比較的軽症で治りやすい病気だが、放っておくと重症化しうつ病になることがあるので早期治療が肝心。

適応障害はストレッサーから離れれば治るのだが、うつ病になるとストレッサーから離れたとしても気分が優れない状態が続く。適応障害からうつ病に発展するという知識があったので、私は、まだ動けてストレッサーから離れれば回復できる段階で、すかさず休職を決断し治療に専念した。今思うと早期に「休む」という判断をしたことが重症化せずに数ヶ月での回復に繋げられたと分析している。

非定型うつとよく似ている

答えはYes。非定型うつとは会社にいる時だけ気分が優れないなどの症状があるが、適応障害も同じく、ストレスの元がない時に普通に過ごせたり好きなことができたりする点が類似する。旅行にも行けるし趣味も楽しめる。周囲からすると見た目や行動は「なんだ全然元気そうじゃん」と思われる。見た目や行動からはなかなか病気であることが気づき辛い。

この辺が周囲が勘違いしそうなポイントである。「休職しているのに旅行に行くなんてけしからん!ふざけてる。甘えだ」など思わないように周囲も理解してほしいポイント。非日常を体験し、リフレッシュのための旅行などは有効な治療法だ。

適応障害になったのは気分が弛んでいるから

答えはNo。気持ちの緩み・たるみではなく、性格面(物事の捉え方、思考の癖など)がストレスに弱い傾向があることが原因で適応障害になりうる。

要因は大きな環境の変化(死別、引っ越し、昇進、部署異動、結婚)などがある。昇進、結婚など一般的には本来喜ばしいことでも起きうるのがポイントだ。

いきなり爆発的に怒ることも適応障害の症状の一つである

答えはYes。感情が不安定で爆発的に怒る症状が出ることもある。素行の障害を伴うタイプやパーソナリティ障害を併発の場合に多い傾向とされている。

勘違いしてほしくないのが、必ずしも適応障害の人が情緒不安定で些細なことを言ったがために癇癪を起こして大声・奇声を上げて激怒するわけではない。私の場合も激怒系の感情は皆無だった。人によって現れる症状は異なります。休職中やメンタルを患ったと知った時に、精神疾患患者イコール急に激昂、発狂系だと思いこんで対応してくる”周囲の人”が意外と多くて不快だった。

適応障害は子供でも発症する

答えはYes。情緒障害や素行障害を伴うタイプなど子供でも発症すると言われている。具体的な事例としては不登校などが挙げられる、子供の場合は発達障害がないかの注意も必要。

適応障害で自殺に至ることはない

答えはNo。うつ病より自殺の行動を起こす率は低いが適応障害でも自殺に至るケースはある。周囲が兆候に気づくことが大事。

私は全くこの自傷・自殺感情はなかったのだが、休職中田舎に帰省した時に折角のまとまった休みだったので県の離島部に行きたくなって両親に「ちょっと南の島に行ってくる」と言ったら両親が驚いて仕事を急遽休んで私についてきた。本人ら曰く「何かよからぬこと(=自殺)でもするのではないか」と心配になってついて来たらしい。

適応障害に双極性障害の薬が効くことがある

答えはYes。ラミクタール(一般名:ラモトリギン)など双極性障害に使用する薬の中には適応障害の症状に効く薬がある。

犯罪行為も適応障害の症状としてある

答えはYes。適応障害は幾らかのタイプに分類されるのだが、その中には素行の障害を伴うタイプがあり犯罪行為に至るケースもある。

ここでも勘違いして欲しくないのは「そういったタイプがある」ということで適応障害患者みんなが素行不良になるわけではない。私の場合も静かなもので全然急に怒るだの、モノや人に当たるなど攻撃的な症状は起こらなかった。

参考文献:「適応障害のことがよくわかる本」

簡単な少しでも適応障害について理解が深まったら幸い。参考文献は「適応障害のことがよくわかる本」。

自分自身がメンタルの調子が最近悪い。もしくは部下や配偶者など周囲に適応障害者がいる場合は理解を深め、適切な「言葉がけ」や「見守り方」などを知っておくためにもお手に取って欲しい図解解説豊富で薄くまとまった読みやすい本だった。

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