カウンセリングも受けてみた。ものは経験である。
他のクリニックはどうかわからないが、
私が通っているクリニックでは「医師の問診」と「カウンセラーとのカウンセリング」が
はっきり分かれている。医師の問診は単体で受けられるが、カウンセリングだけ受けるのは
なぜかわからないがダメなようだ。
せっかく来たし話聞いてもらいたいしと言うことで
「カウンセリングはどうされますか?」との初診の案内の人に進められるまま
「じゃお願いします」と受けた
まさにマックで「ポテトはいかがですか?」「じゃお願いします」戦法だ
クリニックの経営者の医師、相当やり手である
カウンセルング希望の旨を伝えたら
ちょうどいい待ち時間で予約が取れた
「こんにちは〜」とカウンセラーに案内され個室へ
30分と60分コースがあるのだが、30分コースで
お願いした。
先程医師には今自分が病状をとうとうと語ったのだが、
カウンセラーには病状よりもなぜこうなったのか思い当たる経緯をメインに語った。
カウンセラーの姿勢はうんうんと効く姿勢である
こうやって誰かに想いを聞いてもらうだけでもこんなにも気持ちが晴れるものだなと、
喋りながら感じた
まだ呼吸は苦しいし、ソワソワはするが
病院に着いた時の辛さが100だとしたら
カウンセラーと話していたら92くらいに落ち着いた
うんうんと聞いていたカウンセラーがキラリと指摘した瞬間があった
「部下の彼の方が自分よりリーダーに向いているかもと最近思うのですよ」と言う発言をした時だ
「それは自分を否定している発言ですよ、部下がそのように輝けるのは、あなたが陰ながらサポートして、動きやすい環境を作っているからなのではないですか?」
鋭い、さすがプロだと感じた
自分も仕事では顧客の問題のカウンセリングをし解決策を提案して来たし、
しかも今はその部隊の管理職だ。ある意味同業だ。
心療内科のカウンセラーは自己否定をするような考え、発言は指摘し思考の矯正をはかっているのだろうなと感じた。後から知ったが適応障害に効く薬はなく、環境を変えるか、その本人の思考パターンを変えるかが鍵らしい。
カウンセリングは思考パターンの見直し矯正に当たるのだと思う、とにかく包みかくさず話して見るといいと思う、その会話の中でおそらく自己否定。批判など自分を責めるような思考パターンの言葉を発したら、カウンセラーから指摘が入ってくると思う。
あっという間の30分だったが、
自己否定するような思考をしてはいけないと言う学びを得た。
現在の環境改善のためにできることはないかと言う内容も聞かれた。
「例えばこう言うこともできますよね」などアドバイスを受けた、
それらに対し、私が全てやって来たことを答えたら「うん、それでは今までずっと改善点を見つけ実現してこられたのですね、なかなかこれ以上は難しいですね」と理解してくれた
30分前にあったばかりの赤の他人に、私の今までやって来たことを評価、共感してくれたのが嬉しかった。
今回の私の体調が崩れた一番のストレッサーは、複数の大顧客を同時に担当することになり現在のメンバーで捌ける業務のキャパオーバーと多忙と分析していたが、
会社という組織の板挟みと言う葛藤もあったのだろうなと気づいた。
一言に、適応障害もそうだが一般的に嫌ならいいように環境を変えればいいじゃんと、簡単に言うが、管理職である私は一般社員よりもそれらを変えられる力があるし、改善しなければいけない点があれば率先してやらなければいけない立場にあると考える。
ただ会社も組織であるので、そんなハイスピードでは変われない。折衝が必要である。そんな調整事で疲弊もしていたんだなと思った。新たな気づきである。
新たなきっかけを見つけるチャンスなので、心療内科でカウンセリングはお勧めしたい