Amazonプライムで映画を観た「ツレがうつになりまして」だ。
映画が好きなのでよく映画館にいく。当時映画本編前の作品予告でよく目にしていたが観てみようとも思っていなかった。2011年公開とのことだから2020年の今から9年前。月日の経過はあっという間だなと、今文字を書きながら痛感している。人生は短い。10年なんてあっという間だ。
映画の内容で共感できることがあった。まずツレさんの仕事だ。外資のサポートこれだけで親近感がグッとわいた。
私は適応障害なので鬱まで悪化していない。
これは違うな、悪化するとここまでいくのだなと思ったことを列挙していく
- 自傷願望
- 味がわからなくなる
- 1日中、亀の様に布団にくるまり続ける
- 必要以上にクヨクヨする
- 自分はゴミの様に無価値と思う
- 了解できない言動
※了解とは専門用語なのだが、他人が聞いた時に「知的に理解可能」かどうかと言うことだ。「この場面でこういった心の反応が起きることは了解可能だ」。自分が同じ立場だったら、この心の動きはもっともであると「分かる」と言うのが「了解可能」だ。
例を挙げると、「会社の上司が就業時間間際に残業必至の業務を任せてくる。業務分担も明らかにおかしく、私が経験年数多く知識が多いので難しい問題ばかり私に降ってくる。職場の人間関係もギスギスした感じで、心許して相談できる相手もいない」みたいなことは「それは大変ですね」と共感できると思う。これを了解できると言うらしい。
これが「うちの上司は私のことを憎んでいるはずだ。きっと私なんか消えていなくなってしまえと思っているんだ」と聞かされると「あれ?」ってなるはずだ。これを「了解できない」と言うらしい。
- 逆に映画を観てわかると思ったことは
- 寝れない
- 食欲不振
- 「自分がやらないといけない」と思うこと
- 体調の異変(肩こり、寝れない、背中痛い)
- 今まで好きだったことへの興味を失うこと
- 季節などわからなくなる(気づかなくなる)
- 精神安定剤でスーパーマリオがスターをとった時の様に元気になる
そういう性格だと生きづらいだろうなと思ったのが
- 几帳面すぎる
ツレさんは月曜日から金曜日まで締めるネクタイを決めていたり、
昼食は自分で作って、チーズ好きなので、曜日ごとに食べるチーズを決めている
便箋など罫線のない紙に文字を書くときも、文字のバランスが気になり何度もやり直す
私も責任感が強く、几帳面なところがあるので仕事きっちりだが、そこまで几帳面ではない。
仕事の会議こそ時間を守るが、プライベートで気のしれた相手になれば10時集合なら10時に家を出るくらいだ。南国育ちはこれが当たり前だったりする。
自傷願望について私はそこまで悪化してないと言ったが、電車のホームで吸い込まれる様に線路に…という心境に落ちる人って、「もうこれ以上無理だ、ここで前に出ると楽になるだろうな」
と言った感情が強まった状況になるとなるのだなと電車のホームでリアルに思ったことがある。「もうこれ以上無理」と思ったから、私は休職を選択した。そういう感情に共感できたからこそ、危険だと思い、電車が来た時に怖くなって逆に線路から距離をとっていた。
私も今まで「死ぬほど頑張っても死なないから」と思っていたタチだが、今だからはっきりと言える。
「死ぬほど頑張ったら本当に死ぬ」
その前に休むことが大事だ。
そこまで思うのであればあなたは十分頑張った。
あなたは胸を張って、休んでいい人だ。