適応障害ごときで休職するのは甘えではないか?
まず結論から言いますが、甘えではないです。
食欲もない、睡眠もおかしい、
以前は楽しめていた趣味もつまらない、興味すらないなど、
「もう無理」と感じた時がタイミングだと思います。
自分で「もうここまで」とタイミングは決めてしまっていいです。
なんか元気がない、このペースでどんどんメンタルを消耗していけば
どんどん体調が悪くなるよなーと思えば、今日が一番元気な時です。
これ以上、症状を悪化させないためにも、すぐに休んだ方がいいです。
真面目な性格だからこそ
「あと数日は大丈夫、あと1週間は頑張ってみよう」など考えるかもしれませんが、
心療内科を受診しようとか、カンセリングを受けようかなとか、
はたまた、退職か休職を真剣に考えている時点で、
メンタルはもう限界に来ています。
早めに行動しましょう。
適応障害は頑張り屋さんで休み下手がなる
休むことが上手ければ、適応障害にはなりません。
認めますが、私は休み下手で失敗しました。
- 「自分がなんとかしなきゃ」
- 「忙しいのに休んでいられない」
- 「管理職だし部下に示しがつかない」
こんな感じで無理を続けていました。
そして心が折れました。
短期間なら一時的な踏ん張りで乗り切れるのでしょうが、
人間は長い間ストレスに耐えられるようにはできていないようです。
常に仕事のことを考えてしまい、
休日も頭の片隅では仕事のことを考えていました。
車も休み無しでアクセルをベタ踏みだったら、
エンジンは焼きつきます。
さらに、体調を崩して、食欲にも問題があればどうでしょう?
食事がガソリンだとしたら、
燃料もなしで、エンジンを回そうとしている様なものです。
とにかく休んで栄養をとるのが必要です。
調子を壊してからは、メンテナンスにも時間がかかります。
1からエンジンを分解し、組み立て直す、
オーバーホールが必要になってしまいます。
そしてそのオーバーホールが休職期間だと思います。
大仕事です。
そうなる前に対処しておきたいものです。
休職を人事に願い出た時「甘えでは?」と感じていました
休職の相談を会社にした日、
いつもと比べ体調は良かったので、このまま「休職」を願い出るのは、
甘えではないかと思いました。
「あと1週間くらいどうにか乗り越えられたかな」とも思っていました。
人事が休職に際しての事務的な手続きの説明をしてくれたのですが、
なかなか頭に入って来ませんでした。
頭が働いていないのです。
人事に相談して、休職の運びになりそうだったので、
ホッとしたのか、だんだん字まで読み辛くなってきました。
どういうことかというと、
文字や言葉を理解しようとしても、
頭がオーバーヒートしているので全然理解ができないのです。
見えていても、聞こえていても
「理解する」というステップが抜けている感じです。
自分では大丈夫と信じていても、
もう既に全然大丈夫ではないのだということに気づきました。
休職にはリスクがあります。でも...
休職を考えている時点で
メンタルの状況はレッドゾーンです。
どーん!
普通に健康であれば、そんなことを考えないからです。
確かに、休職にはリスクがあります。
復職しても、会社の評価に影響するのではと心配です。
自分が休めば他の人にも迷惑がかかるのでは?と思いますし、
そもそも、無事に復職できるだろうかもわかりません。
私も不安でした。
でも、そんなことを差し置いても
「今休まないと、自分が自分でなくなる!」
そんな思いの方が勝ちました。
将来のことなんて考えられなかったです。
正直、最後はそれどころじゃなかったです。
熱いものを触った時に生命の危険を感じ、
無意識に手を引っ込める脊髄反射に近かったです。
休職したからこそ、今ではメンタルヘルスの大切さを啓蒙する側に立っています
鹿児島には「てげてげ」という言葉があります。
沖縄なら「テーゲ」です。
意味は「そこそこ、適当に」です。
「社会復帰したら、てげてげに一生懸命働き、
心から笑顔になれる様に余裕を持って、豊かな人生を歩んでいきたい!」
休職中に体調も回復して、今後のことも考える余裕が出て来た頃に
そう思ったものです。
あの時にしっかりと「休職」を決断したからこそ、
うつ病になるまで悪化することはなかったです。
今となっては
ちょっとチクっとした思い出ではありますが、
すっかり過去の出来事になって、
元気にメンタルヘルスの大切さを啓蒙する側に立っています。
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