イライラしない為には「期待しない」「勝手な思い込みをしない」
「イライラして神経をすり減らしちゃってるよねー」という方を
周囲でも結構見かけます。
「イライラしないための秘訣」
「こうするといいよ」というのを
共有したいと思います。
夫婦でも、恋人でも、
上司部下でも使える対処法です
結論から言うと、
「期待しない」
「勝手な思い込みをしない」
これに尽きます。
相手に対して「期待したり」「勝手な思い込み」をしているが為に、
不要にイライラしちゃってる人が多いなと感じます。
人生を消費する思い込み「きっと〜」「普通は〜」
どんなことかって言うと、
「相手はきっとこうしてくれるだろう」とか
「普通はこうするよね」とか
「こうするのが当たり前」とか、
こういった期待って他人に対してありませんか?
また、自分の思い込みで、
別に「こうしてね」と他人に頼んだわけでもないのに、
「常識だったらこうする」などと
他人に対して期待して考えてしまうと、
あなたの人生を消耗します。
この場合、
何が問題かというと、
もし、それらを相手がしなかった場合、
かなりのストレスになります。
「何でしないんだ!」とか、
「わかってないな」とか
「常識が無いのじゃない?」など、
色々ムカムカ、
イライラしてしまいます。
もしこう言った考え方の傾向があるのであれば、
今すぐやめたほうが良いです。
他人は言葉で言っても動かないもの
他人は
なかなか動かないものです。
以前会社でマネージメントをやっていたので、
このことはすごく痛感しております。
明確に指示を出しても、
意図通りに動いてくれないものが常です。
ましてや、明確の指示がない場合、
他人というものは絶対に動きません。
言っても思うように他人は動かないのに、
言わなければ絶対に自分の思い通りに動くわけはありません
居酒屋でサラリーマンが
「あいつわかってないなー」や
「普通こうするだろ」と同僚や上司に対して
悪態をついている場面に出くわしたら
教えてあげたいくらいです。
(完全に変な人になりますけどw)
身勝手な期待と、勝手な思い込みで
自分の神経をすり減らしてはいけません。
あぁ、すれ違い。勝手な思い込みで険悪になった話
その他の具体例として、
家庭の場面の例を挙げたいと思います。
両親の話になるんですけども、
夫婦間でも
こういった「期待」「思い込み」に起因するトラブルはあります。
実家はお風呂がボイラーで、
灯油を使ってお湯を沸かします。
都会ではピンとこないかもですが、
田舎では普通だったりします。
お湯を沸かしている途中で
灯油がなくなってしまったら、
空焚きになって危険です。
ある日、お湯を沸かしている時に灯油が切れて、
お風呂を入れながら親父が湯船にはいっていました。
当然空焚きになるのでお袋は
お風呂場に駆け出します
「灯油がなくなったよ!お湯止めて」
お風呂場の外から叫びます。
親父:「わかった」とお湯を止めます。
ここからが夫婦の会話です。
お袋「お湯は大丈夫?」
親父「あー大丈夫、俺の分はある」
お袋「わかった」
そして10〜15分後
浴槽の親父が激怒します
激おこです
「なにやってるんだー灯油入れたのか!」と。
激おこぷんぷんです。
「あー分かるー」と状況が目に浮かぶ方は
きっと、うちの家族と同じようなご家庭です。
ツボというか周波数が一緒です。
「え?どういう状況?」という方もいるので解説します。
「きっとやってくれるはず」が招いた険悪ムード
この夫婦はコミュニケーションに齟齬があります。
お袋は「お湯は大丈夫?」に対しての親父の返事
「あー大丈夫。俺の分はある」を聞いて、
大丈夫=灯油を足さなくても良いと認識しました。
一方親父は
「灯油がお風呂を入れている最中に切れたので、入れてくれて当然」と思っています。
でも、
待てど暮らせど家族から
「灯油入れたよー。お湯沸かせるよー」という言葉もなく、
聞こえるのはTVを見ながらの笑い声
はい、
ブチギレました。
ドアをバタバタ力強く閉めながら
風呂場から上がって
どかっと椅子に座っています。
おこです。
他人に対して勝手な期待をしちゃった典型です。
怒った相手の頭を冷やす仲裁方法。自分で言わす・気づかせる
一度ふり上げた拳はなかなか下げれないもので、
怒っている相手が急に穏やかにはならないものです。
案の定、灯油を投入して、再度湯沸かし器のスイッチをONにしてお風呂を入れたら、
椅子から立ち上がってOFFにする始末です。
「お前らも冷たい風呂に入れ!」と。
もう訳がわかりません。
”俺の苦しみを、お前らも味わえやがれこの野郎”という訳です。
お子様です。
こう言った夫婦のすれ違いの仲裁に入るのはなかなか大変なものですが、
ここは心理カウンセラーの資格をまがりなりに持っていますので、
活かしながら仲裁しました。
まず激オコな相手は他人からの話を聞きません。ですので
自分から言わせるというアプローチが大事です。
気づきを与えます。
明確なお願い(依頼)でトラブルは未然に避けられる
穏やかにひとこと
「親父は、お袋に『灯油をいれてくれって言ったの?』」
これでOKです。
まだ少しは聞く耳があれば、
自分が「灯油を入れてくれ」とは言っていないことが原因で
今回のトラブルが発生していることに気付きます。
イライラ、カッカと頭に来ている原因は
自分にあることに気づいてもらいます。
で、ここで親父に逃げ場を与えないといけません。
責めて追い詰めたらいけません。
窮地に追いやられたネズミは
猫をも噛みます
今度はお袋に「なんで、灯油は入れないでOKと思ったの?」
するとお袋は「大丈夫って言っていたから」
はい、ここで何で夫婦がすれ違い、
勘違いを起こしたかを両者はっきりしました。
「じゃ、言葉足らずで勘違いがおこったわけだね、
はっきりと、灯油入れてくれといえばよかったんだね」
このような感じで、はっきりと両者に
原因は何であるかを共有します。
まだ、相手がイライラしていても
「俺が物事をはっきり言わなかったのが悪かったんだな」
という気持ちになってきますので、
あとは時間が解決します。
フォローを忘れずに!でも怒った相手はオファーを断るものだけどね...
さらに親父のフォローをすると、
親父はお湯が少なく、お風呂場で寒い思いをしたわけです。
そこをケアする為に、
「じゃ、もう一度お湯して炊き直すから、親父はもう一回風呂に入れば?」
こう言っておきます。
大体「いや、もういいよ」とぶっきら棒に返事をします。
案の定そうでした。
これでいいんです。
(じつは狙っていました、この言葉 キタ━(゚∀゚))
親父はみすみす暖かいお風呂に入るというオファーを自分で断っているので
寒い思いをしましたが、温まるチャンスを与えられたにもかかわらず
自分でカードを捨てています。
あくまでも、
「自分で言わせる」がポイントです。
自分で下した判断は、たとえ後で本人が「しまった」と思っても、
正常性バイアスが働くので
「寒いけど、もういいんだ!」と自分で思うようになります。
余談でしたが、仲裁とか感情的になっている人を説得するときは
「自分で判断させる」が有効です。
外部からの刺激に人間は自己防衛本能が自動的に働くので有効なアプローチです。
他愛のない日常の過程でありがちな言葉足らずの齟齬でしたが、
始めから「灯油を入れてくれ」と誰が聞いても間違うことのない依頼をすれば、
済んだ話です。
外部から聞くと滑稽な話ですよね(笑)
他人に期待するのであれば、ちゃんと「依頼」をしよう!
「勝手に相手に期待をしない」
「何かを期待するのであればしっかり『依頼』をする」必要があります。
付け加えると依頼した内容が相手にちゃんと伝わっているか復唱させるともっと良いです。
よく自衛隊の演習で、
命令に対して、復唱したり、
何か行動を起こした後に「効果あり!」と
しっかり最後まで見届けている場面があります。
これは実に理に適っています。
意思疎通に復唱と最後まで見届けることも
トラブルを避けるために必要です。
まとめ:勝手な思い込みで他人に期待しない
まとめになりますが、
- 人は無駄に相手に勝手に期待してイライラします
- イライラしたくなければ期待をしない
- 期待をするのであればしっかりと言葉で伝える
- 言葉で伝えるときは、間違えようのない程簡潔かつ具体的に
- 言葉で言っても人は動かない、ましてや言わなきゃもっと動かない
これを覚えておくと、日常穏やかにすごせます。
日頃のトラブルを避けるために
導入してみて下さい!
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あなたの感情のコントロール大丈夫ですか?
アンガーマネジメントできていますか?
・思い通りに行かなくてイライラする
・些細な言葉に傷ついてしまう
・こんなことを言ったら相手はどう思うだろう?と考えてモヤモヤ
・インスタでキラキラしているゴルフ女子を見ると嫉妬してしまう
・見なければいいのにヤフコメを見てどんよりとした気持ちになる
このように私たちの生活は
心が掻き乱されることに囲まれています。
生まれつきの性格
だからではありません。
ブレない心、鋼のメンタルを手に入れることができたら
どんなに幸せでしょう、、、
感情は学ぶことでコントロールできるようになります。
イライラなど負の感情をコントロールして
穏やかな毎日を過ごしたくありませんか?