適応障害が原因で方向感覚というか、
注意力が低下していたエピソードがあります。
下記はその当時の手記です。
手記:心療内科受診の帰り道、道に迷った話
散歩が好きです。
散歩がてら自宅に向かって歩きます。
神田川沿いを歩いていけば、
とりあえず間違うことはありません。
普段あまり通らないルートです、
今日は気晴らしにいってみようと思います。
ズンズン歩いて行くと、
時間的にそろそろ見慣れた橋が出てくるところに差し掛かるはずです。
橋は見えるのだが、全然形が違う。
何かがおかしいぞとGoogle Mapを検索しました。
GPSで現在地を見てみたらびっくりしました。
西へ向かっていたつもりが、北上していたのです。
このままでは練馬方向に行ってしまいます。
やはり注意力が落ちているせいなのだろう...
自分が普通ではないことに気付かされました。
適応障害の症状の一つ:注意力の低下
冒頭のエピソードは医師の休職診断書を無事得て、
いよいよ明日から休職という日の出来事です。
心療内科へ通うために仕事を夕方で切り上げていたので
時間はたっぷりとありました。
クリニックから自宅までは、
徒歩で1時間かからないくらいです。
距離は少々あるのですが、
散歩好きの私にとっては普通の距離です。
週2、3回は新宿から高円寺の自宅まで、
歩いて帰っています。
見慣れたルートで帰っては、新鮮味がないので、
普段とはちょっと違うルートを試してみたら
道に迷ったというエピソードでした。
適応障害の症状で方向感覚が狂ったと言うよりか、
注意力が低下したために、道に迷ったようです。
普通の状態であれば周囲の風景が見慣れないものであったら、
「あれ?道間違っているな」と、
すぐに気づくことができたのでしょうが、
当時は頭の中のが混乱している状態です。
周囲を見る余裕は皆無です。
いつもみている景色の異変に気づけずに、
結果道を間違いました。
注意力低下なので車の運転はしないほうが良い
徒歩であれば、ただ、
「道に迷ってしまったー」で済む話です。
でも、車の運転などは要注意です。
本人は普通に過ごしているつもりでも、
判断力は低下しています。
俺の息子がこんなに記憶力が悪いはずがない!
休職中に療養のために南の島、種子島に行きました。
両親も同行してきました。
それもそのはず、
東京で働く息子が久しぶりに電話してきたと思ったら
精神科に通っているといい、
休職中なので1週間ほど帰省して
「南の島に行ってくる」と言ったものだから、
何かよからぬことを考えてはいないかと
心配になってついてきました。
種子島は最高でした。
ウミガメも産卵に来る青く済んだ海、
さとうきび畑、島の南部にはマングローブが自生する非日常に溢れのどかな南の楽園でした。
島なので電車がなく、移動手段は車でした。
宿から駐車場に移動した時に車の鍵を忘れて、
鍵をとってきたら今度は先ほどまで首にかけていた
カメラを部屋に忘れてなど物忘れを繰り返しました。
そんな姿を見て親父は、
「俺の息子がこんなに記憶力が悪いはずがない!」と、
異変に気づいたそうです。
私は見た目は普段通りでも、
普通でないのが治療期間です。
帰省した時に空港で迎えてくれた母の第一声が、
「なんだ意外と普通じゃん!」だったのですが、
見た目とは違って、意外と普通ではないのです。
普通ではない息子の代わりに親父がハンドルを握る
「こいつ普通じゃない」と言うことで、
島を一周するドライブはそれ以降ずっと、親父がハンドルを握りました。
こんな具合で注意力が本人の自覚がなくとも低下しているので、
車の運転は可能ならば適応障害がしっかり癒えるまでは
控えたほうが良いと思います。
飛び出しなどとっさの判断でブレーキをかけるときに、
「ブレーキをかけなきゃ!」の判断が
1テンポ、2テンポは通常時と比べて遅くなると思うので注意です。
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