休職ですっかり変わった価値観
Podcastからの文字起こしです。
今回取り上げるテーマは
適応障害で休職をすると「価値観が変わるよね」というのを
取り上げたいと思います。
タイトル | メンタル不調を患って価値観変化。地位・名誉・金銭より自分の時間 |
公開日 | 2021-01-03 |
エピソード | 第3話 |
適応障害 前後で価値観が変わりました
今はすっかり元気になったのですが、
適応障害を患った前と後では、
全然価値観が変わりました。
このことをシェアしようと思います。
外資の会社にご縁あって入社して、
しかもマネージャーを任されたので、
普通の会社員と比較するとお給料は凄く上がりました。
20代の時に漠然と
「年収はこのくらいあったらいいなー」と
思っていたことが叶いました。
でも、まぁ不思議なもので、
実際にその夢に見ていた額に到達をすると
「どうだ、まいったか!」というわけでもなく、
「あっ、こんなもんか」と
自分でも驚くくらい冷めたものでした。
思うに、
目標っていうのはどんどんゴールポストが変わっていくのでしょう。
昔思い描いていた場所に着くころには、
すでに過去の目標とは違う目標が生じているのだと思います。
20代後半から30代の前半は、
月並みに、ただただ
「お金欲しい!」みたいな性格だったのですが、
今一番欲しいものはなんですか?と言われると
「自分の時間が欲しい」と答えます。
今では、自分の時間の確保を最優先にしてます。
「お金よりも自分の時間が大事!」に
価値観が変化しました。
メンタルを患って、
価値観が変わるということは、
よくあるみたいです。
YouTubeでメンタル系の情報発信をしている方は
結構いらっしゃいます。
私も休職中にお世話になったものです。
動画を見てメンタルの勉強をしていました。
うつ病を克服した人がよく言う三つのセリフ
うつ病を克服した人が、
よく言う三つのセリフと題して語っていたことに
共感しました。
YouTuberの「ほっしーさん」曰く、
- こうなると思ってなかった
- 昔みたいに働けなくなった
- 生き方が変わった
この3つがよく言うセリフとのことです。
以前の私は
「地位や名誉やお金」に憧れて、
追い求めていました
が、
今はそれよりも
「自分自身の生き方や時間」の方が、
人生の優先順位が高いです。
なぜなら、いくら稼いだっても、
それをつかう暇がなければ、
つまんないからです。
なんでこんなに頑張っているのに…とか
何のためにこんなに頑張っているんだろうと
迷子になります。
我々は何のために働くのか?
何のために働くのか?と言うと、哲学的ですね。
もちろん「食べていくため」といった
最低限にこえないといけないラインはあります。
それだけではなく、
自己実現のためとか、
夢のためとかも含まれると思います。
自分らしい生き方をするためかもしれません。
ただ、声を大にして言いたいことが、
「体壊すほど、働く必要はないよ」です。
自分の生活や幸せのために働くことが、
自分の身体を脅かしてしまったら。
本末転倒ですよね。
数ある職業の中から選んで、
興味があって、
やりがいのあると思った業界を選んで、
ご縁があって入社したわけです。
好きこそものの上手なれで、
がむしゃらになって色々スキルアップのために本を読んだり
自己鍛錬を重ねて夢中だったのに、
休む時に休まないなど、
無茶な働き方をすると、
好きだった仕事でメンタルを病みます。
仕事はすごく好きで、
やりがいも感じていました。
周りからも
「すごく楽しそうにやってるよね」と
言われるほどでした。
でもそんな人物が急に
ダークサイドに落ちたという表現が似合うほど、
いきなりポキッと心が折れました。
周りも私の
「休職しました」のニュースを聞いてびっくりしましたが、
一番驚いたのは私自身です。
それくらい楽しんでやっていたのに
急に動けなくなりました。
なので何事も
「ほどほど」がいいです。
「最近、自分の時間・リフレッシュする時間がなくなっているな。
これがかつて憧れて、思い描いていた場所なのか?全然人生楽しんでないじゃん」
そう思った瞬間に、
メンタルを病んで、休職しました。
本格的にぶっ倒れる前に、
体調がおかしかった心当たりもあります。
寝汗が1年以上も出ていて、
多分自律神経がイカれてるとは薄々気づいていました。
でも、
「今、仕事は休めない」と、
多忙にかまけて、身体の不調のサインに
目をつぶったのがNGでした。
今となっては、あとの祭り
「タラレバ」を言ったら良くないですけど、反省点です。
身体のサインに気づいてあげて!
休職しないといけないくらい
本格的に体調が崩れる前は
何某かの兆候が体調に出てくるものです。
なので、
それらに素直に従うことが大切です。
身体が「もう無理!」「休んだ方がいいよー」と
サインを送っているものです。
寝れなくなるとか、
ご飯が食べれなくなるとか
何某かのサインが出ています。
それらに素直に耳を傾けましょうっていうことを
お伝えしたいです。
ちゃんと耳を傾けて、
しっかり有休などを使って
「休む時に休んでいれば」
休職しないですんだはずです。
会社も辞めなくてよかったと思います。
まあ色々ありますけど、
今となっては、いい経験だったなと言えます。
そういう風に捉えてます
ただ私と同じ道を辿って欲しくないので
お話をしてみました。
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